お知らせ
６月１５日より新規患者様・健康診断の受付を再開致します。
５月初旬から過労による獣医師体調不良のため、診察を制限させて頂いておりましが皆様のご配慮とご協力のおかげで少しずつ通常の診療が行えるようになってきております。
今回の件でご迷惑をおかけしました皆様に深くお詫び申し上げます。
また、ご予約の変更やお心遣いを頂いたオーナー様に心より感謝申し上げます。
いつも沢山の方にご来院頂きありがとうございます。
１羽でも多くの患者様のお力になれるよう努めて参りましたが、想定を超える患者様の数に１人で対応する事が困難なっております。
現在、獣医師の増員も考えております。しかし、しっかりとした技術と知識に基づいた治療をするためにはそれなりの訓練と学習が必要になりますので当面は現体制で対応させて頂くこととなります。
今後とも、私共で出来る精一杯の診療に務める所存ではありますが、全ての患者様の対応が出来ない事もあるかと存じます。
誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解・ご協力頂けますようお願い申し上げます。
鳥は病気を隠すことの多い動物です。日ごろから良く観察し、体調の変化を見逃さないようにしましょう。もし異常を見つけたときはすぐに動物病院に相談しましょう。
このページでは一般的な健康チェックのポイントを挙げましたので、参考にしてみてください。
鳥の健康管理の基本です。鳥は弱っていても食べているフリをすることがあるため、毎朝しっかり体重を測定して、変化がないことを確認しましょう。また、体重測定は発情時の体重増加や体腔内の腫瘤形成、腹水などの異常な体重増加の発見にもつながります。
食事量を測定することで食欲の確認ができます。普段の食事量は把握しておくと良いでしょう。特に、ペレットへのきり替え、一人餌の練習、フォージングなどのトレーニング、ダイエット、体調不良などの時には毎日食事量を測定しましょう。
鳥は糞便と尿を一緒に排泄します。ですので、水を飲む量が増えると排泄物は水っぽくなります。普段と比べて便が緩いまたは尿量が多い場合は、飲水量を測定し、動物病院に相談しましょう。
愛鳥がどのくらいの温度・湿度であれば快適なのかを把握するようにしましょう。
鳥は寒いと羽を膨らませます（膨羽）。暑いと体を細くして翼を広げたり、垂れ下げたり、口で息をしたりします。体調不良時は低体温になりやすいので、いつもと同じ温度で膨羽している場合はすぐに動物病院に相談しましょう。
鳥の排泄物は健康状態を評価する上で非常に多くの情報を含んでいます。毎日必ずチェックしましょう。
鳥は糞便と尿を一緒に排泄します。また、鳥の尿は固形の尿酸と液状の水分尿からなります。愛鳥の正常な排泄物を把握しておきましょう。
正常なセキセイインコの排泄物
正常なブンチョウの排泄物
ニワトリの盲腸便
鳥は羽毛に包まれているため、見た目だけでは体の変化に気づけないことも多いです。可能であれば愛鳥を触って異常がないか確認しましょう。腹部が大きく膨らんでいる、体表にできものがある、胸筋が減りやせているなどの変化を発見したらすぐに動物病院に相談しましょう。
寝てばかりいる、羽を膨らませている、足を挙げている、顔の羽毛が汚れている、羽毛の色や質が以前と違う、など異常な様子がないか毎日確認しましょう。
※詳しくは「こんな時は」参照。